お葬式が終わり慌ただしい日々にも関わらず、
仏壇がなければ葬儀屋さんが仏壇割引の利く仏壇店を紹介してくれます。
購入の前に、あなたのライフスタイルと仏壇の在り方を考えましょう。
難しい?ならば仏壇店でいろいろ見て聞いてみましょう。
目次
仏壇がなければ、葬儀屋さんが仏壇店を紹介してくれます
お葬式が終わると、一息つくこともなく、仏壇と位牌の購入という難題に直面します。
葬儀社の担当から言われるがまま、紹介された仏壇店に行くことになります。
仏壇店の店員からは、四十九日までに仏壇と位牌は用意しないと、と急かされることになります。
葬儀社は紹介マージンを仏壇店からもらうために、指定の仏壇店をプッシュしますが、
ひとつのお店に決めないことが大切かもしれませんね。
人によって仏壇を買う前提条件は様々なわけです
人によって住宅事情は千差万別です。また、投下できる資金も様々なわけです。
そして何といっても信仰心の度合いも需要なファクターだったりしますよね。
先祖代々、真言宗の門徒で真言宗の寺院墓地を購入し、
合わせて寺院の檀家になったというような人と、
信仰心は全くなく、親に聞いたら、家系的にはどうやら真言宗らしいけど、
宗旨・宗派不問の自動搬送式納骨堂のお墓を買った人とでは、仏壇への考え方も180度違うわけです。
ここでは強いこだわりがない人のお話をします。
まずは割引券を持って仏壇店へGO!
まずは、どこに仏壇を設置するのか?という難しい問題に直面しますが、
現物を見るために仏壇店を訪れましょう。
最近はネット販売もありますが、今現在はあまりお勧めできません。
葬儀社からの紹介店だけでなく、2~3件は訪問してください。
都心なら、仏壇仏具の販売店が集約している地域があり、便利です。
仏壇店では適切な仏壇の向きとか、方角などのレクチャーがありますが、
参考程度に聞いてください。
予算と配置を想定したサイズ感を仏壇販売店に伝えられればベストです。
仏間があれば仏間がベストなわけですが、
例えば「居間」に少しスペースがあるので居間を第一候補に考えるなら、
その旨を伝えましょう。
今では居間に仏壇を置くパターンが多く、様々なバリエーションの仏壇が用意されています。
仏壇の具体的な選び方と買い方
大前提として、自分の宗派についての把握が必要となります。
仏壇は寺院の内陣を模した、寺院のミニチュア版なので、宗派ごとに中身が違うわけです。
こだわりのない無宗教ならその旨を伝えてください。
実物をしっかり見てできるだけ多くの選択肢の中から選ぶのが賢明です。
浄土真宗でも金仏壇が必須というわけではありませんし、
金箔が好きなら他の宗派でも金仏壇を購入しても構いません。
厳格な決まり事は皆無なわけです。
ただ、部屋のイメージとかけ離れてしまうことだけは避けたい選択ですね。
リビングルームのコンセプトがイタリアモダンなのに、家族に相談もなしに、
昔ながらの金仏壇を購入してしまったら、即離婚の可能性もゼロではありません。
まとめ
「仏壇は仏間に鎮座しているもの」という既成概念はもうありません。
仏壇は故人と私たちとの絆を結ぶものには変わりないのですが、在り方が柔軟になり、
未来志向になりました。
あなたと家族のライフスタイルにそっと寄り添う存在と考えてもいいと思います。
そして、あなたを縛るような決めごとや、ルールはほとんどありません。
ここは多様化を享受して、実物をしっかり見て決めましょう。
(葬祭の窓口ライター)
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