仏壇を買いたいけど、そもそも仏壇ってどんな意味があるの?

仏壇は実家にあるけどよくわからない。

自分の家の宗派もわからない。

そんな人が多数派になりました。

そんな多数派のあなたもそろそろ仏壇について、少し考えてみませんか?

仏壇の起源は意外な理由から?

戒名の授与という制度も確立してきました。

仏壇にも様々な種類があるけどその理由は?

仏壇は大きく分けて「唐木仏壇」「金仏壇」「その他進化形仏壇」に区別されます。

「唐木仏壇」は黒檀や紫檀などの美しい木目素材が使用されていて、
耐久性があり、最もポピュラーな仏壇です。

「金仏壇」は、金箔を施した艶やかな仏壇で、極楽浄土を模しています。
決まり事が多い浄土真宗の教えによる仏壇です。
豪華なつくりですが、その分お手入れもたいへんです。

「その他進化形仏壇」とは、昨今の住宅事情や、信仰心の変化などに対応した
新しいタイプの仏壇を指します。

仏壇はこうあるべきだという概念から解放されたさまざまな仏壇が登場しています。

ほとんど知られていない仏壇の中の構造とは?

仏壇は寺院のミニチュア版と言いましたが、
正確にはそれぞれの宗派の寺院の「内陣」を模した施設です。

どの寺院にも内陣の中央にご本尊が据えられています。
よって、仏壇にもご本尊が据えられているわけです。

本尊は掛け軸タイプだったり、彫刻タイプだったりします。
位牌は本尊より低い所に配置してください。

宗派のよるご本尊は以下の通りです。

「浄土真宗」は掛け軸の「阿弥陀如来絵像(あみだにょらいえぞう)」
「天台宗」は「釈迦如来(しゃかにょらい)」もしくは「阿弥陀如来」
「真言宗」は「大日如来(だいにちにょらい)」
「浄土宗」は「阿弥陀如来」
「臨済宗」と「曹洞宗」は「釈迦如来(しゃかにょらい)」
「日蓮宗」は掛け軸の「曼荼羅(まんだら)」

ほとんどよくわからないですが、仏壇店の人に聞けば親切に教えてくれます。

時代とともに仏壇への考え方が変わった

今現在は、寺院のミニチュア版だった仏壇に位牌を置いて、
わかりやすく言うと、位牌の置き場所としての存在なのです。

位牌をお店に買いに行くと、仏壇とのセット購入を勧められたりします。

お店からは、四十九日までに揃えなければ、とせかされます。

なぜかというと、四十九日法要で僧侶に仏壇と位牌に入魂をしてもらうためです。

魂が入って初めて供養の対象となるからです。

何がなんだかよくわからないけど、
仏壇店や菩提寺の僧侶に言われるがままになっちゃうわけですね。

まとめ

仏壇に限らず、広い意味での仏事って、私たちにはわからないことばかりです。

詳しい人は仏事関係者なのです。

普通の人で仏事にやたらと詳しい人がいたとしたらよっぽどの変わり者なわけです。

だけど仏壇のビギナーでも、ある程度の基本は押さえておきたいものです。

購入となると、付属品まで含めると結構な出費になりますから、
適切な取捨選択のために把握すべきは把握したいものです。

(葬祭の窓口ライター)

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