今話題の自動搬送式納骨堂はイノベーションのかたまりだ?

建設ラッシュの自動搬送式納骨堂

お墓のイメージを一新したイノベーションはすばらしいですね。

お墓イコール怖い場所から、一転して自動搬送式納骨堂のお墓に行くのが楽しくなる?

そして、子供世代のお墓参りは劇的に変化するかもしれませんよ。

自動搬送式納骨堂とは?

都心の便利な場所に点在し、建物はビル型で室内のお墓です。

内装はホテルライクで旧来のイメージは皆無です。

お墓はブース状に仕切られているタイプが多く、ブースのお墓を共有するという形です。

遺骨は「厨子」という箱に収められ、普段バックヤードに収納されていますが、
「参拝カード」などをかざすことによって遺骨を入れた厨子が自動搬送され、
お墓にセットされます。

機械式駐車場とか銀行の貸金庫をなどに例えことが多いですね。

お墓のイメージを劇的に変えた

お墓と言えば、怖くて、頻繁に行くところではないというのが昔からのイメージです。

それを見事に覆したのが、この自動搬送式の納骨堂です。

小さなお子さんでも、何の抵抗もなく居られる場所だと思います。

外のお墓は定期的な草むしりや、墓石の劣化を防ぐための掃除が大変でした。
また、雨中のお墓参りは大変だし、お花やお供え物、線香のなど準備も欠かせません。
さらに、冬季には日没が早いため夕方のお墓参りはNGでした。

自動搬送式納骨堂はこれらの問題点をすべて解決しています。

決められた参拝時間内ならいつでもお墓参りがでますし、
掃除とか墓花の手配はすべてやってくれます。
もちろん大雨や雪などの悪天候でも、室内なので問題なしです。
また、ほとんどの納骨堂がバリアフリーなので、車いすの方でも楽に移動できます。
休憩できるスペースもしっかりと確保されています。

毎回楽しくお墓参りができます。このイノベーションは画期的ですよね。

いつでも、だれでも、すぐ行ける。そしてオールインワン?これって最高?

お墓参りは利便性が第一前提となるので、どの納骨堂も便利な場所にあります。

そして、葬儀や様々な法事もできるようになっています。

お墓だけの用途でなく、お葬式や法事も考えると、関係する全ての人にとって
ありがたい存在となります。
夏の炎天下や冬の厳寒の下での納骨式はつらいものがありますが、
温度調節された室内は快適そのものです。

日本は信じられないくらいの温暖化が進んでいますが、猛暑が納骨堂のアドバンテージになっていますね。

100年は対面供養できますって本当?

自動搬送式のお墓は「厨子」という遺骨を納める箱が墓前まで自動搬送される仕組みですが、その箱は最大で8霊の遺骨が収められるというのが一般的です。

8霊を超えた場合には一番古い遺骨から順番に合祀墓に移すことにより、
永代に渡りお墓を使うことがところが多く、納骨が8霊を超えるタイミングとしては
100年くらいかかるのではないでしょうか?

これこそ100年安心プランですよね。

あなたは自動搬送式納骨堂?それともお寺のお墓?

自動搬送式納骨堂は金額面でも大きなアドバンテージがあります。

お墓は住宅のように土地を購入するわけでなく、永代使用権を得るためにお金を払います。

例えば、継承管理者不在になり、管理費の支払いが滞れば、
永代使用の権利を返上することになるわけです。

ここでは、わかりやすく購入という言葉で説明します。
都心の一等地で寺院の墓地を購入し、墓石まで含めると300~500万円かかるといわれています。

さらに、檀家として寺院を支える役割を担うことになり、高額な護持費(管理費)の支払いが必須となりますよね。

納骨堂は、100万円前後で購入できて、管理費も年間12,000円前後でとてもリーズナブルです。

昔ながらの寺院墓地と比べて、勝者は誰が見ても明らかです。

ビジネスマンのキーワードは費用対効果、お墓も同じですよね

私たちの損得の感覚は、投下費用とその効果のバランスによって決まります。

便利な場所にお墓を持ち、同じ場所でお葬式や法事までできることは、
時間コスト、葬儀、法事ストレスのカットが確実であり、そしてお手頃価格なら
申し分ありません。

まとめ

乱立状態の自動搬送式納骨堂ですが、こぞってビジネス展開する理由がよくわかりますね。

そして、選ぶ価値があることは明らかですよね。

ただし、コストだけがすべてではないという方もいらっしゃいます。

お金がはいて捨てるほどあれば、とにかく立派なお墓を建てたいとか、
乃木希典と同じ青山霊園(都営)で眠りたいという考えもありなわけです。

みなさんはどうですか?

(葬祭の窓口ライター)

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