自動搬送式納骨堂購入後にかかる費用の内訳や総額は?

目先の販売金額だけにとらわれると後で後悔するはめになるかも?

購入後に係る費用とか、行事へのお布施の有無とか、
違いがあるとしたら事前に確認したいですよね。

長く使用することになる自動搬送式納骨堂なので
最初にできるだけ多くのことを把握しておきたいですよね。

自動搬送式納骨堂を契約したら納骨していなくても管理費がかかる

納骨堂の購入契約を交わしたら、即座に管理費の支払いがはじまります。

マンションに住んでいなくても、管理料は取られますが、それと同じです。

契約から5年後にようやく納骨したとしたら、5年分の管理費だけは支払うことになるわけです。

できれば払いたくないのが本音なのですが、仕方がないですね。

かといって、購入を躊躇していると完売の憂き目にあう可能性もあるので、
ここは先行投資ということで納得しましょう。

そして、管理料の値上げの可能性もあるので視野に入れておく必要がありますね。

自動搬送式納骨堂の納骨手数料

納骨の手数は納骨ごとに必要になります。

だいたい20,000円前後くらいが相場といったところです。

お墓の引っ越しなどで数霊あっても、1回の納骨なら1回分の納骨手数料で済むことが多いですが、
見学の際に「1回の納骨で複数の遺骨を納骨する場合の納骨料はどうなりますか?」
と確認してみてください。

自動搬送式納骨堂の回忌法要などのお布施

自動搬送式納骨堂の施設内で行う四十九日、一周忌、三回忌などの法要のお布施については、
もちろん取り決めがあります。

経営主体の寺院の僧侶にお願いするか、他宗派の僧侶にお願いするかでお布施も違います。

例えば、経営主体の寺院が真言宗だとします。あなたも真言宗であれば、
すんなりと経営主体の寺院に回忌法要などをお願いできるわけです。

あなたが浄土真宗だとしたら、他の浄土真宗の寺院にお願いして来ていただく形になるわけです。

一般的には、経営主体の寺院にお願いするほうが安い設定になっています。

宗派にこだわりがないならこの機会にお世話になる経営主体の寺院に法要をお願いするのが
いいと思いますが、これも見学の際に具体的な金額について、確認してみてください。

自動搬送式納骨堂の戒名の授与について

自動搬送式納骨堂の多くは「生前戒名に無料で授与」を謳い文句にしていますが、
没後戒名については戒名料(お布施)が発生しますので、没後戒名についてはいくらになるのか?
金額を要確認です。

没後戒名料(お布施)がびっくりするほど高額な場合もあるので、
生前戒名が無料なのはお得感がありますが、生前戒名を授かるイコール
お葬式も授けた寺院でお願いするという不文律があるので、注意しましょう。

自動搬送式納骨堂でも寺院には年中行事のお布施がつきものなのです

自動搬送式納骨堂は、檀家制度はないといっても、その寺院によって
施餓鬼法要、彼岸法要などの年中行事があります。

檀家の人にとっては毎年恒例の行事なのですが、
納骨堂の購入者にとってはそれほど関心がなかったりしますが、
参加を強制されることもあるかもしれません。

無料の行事もありますが、参加料(お布施)がかかるものもあります。

そのあたりの出費があるのか、購入前に確認しておきましょう。

まとめ

最初に納骨だけして、法要もやらなければ、お布施等の金はほとんどかかりません。

檀家ではありませんが、お世話になっているという一面を考えると、
寺院とのお付き合いもある程度は視野に入れておくべきかもしれませんね。

年間管理料は毎年1回、銀行口座引き落としが一般的ですが、
物価上昇などの理由から値上げの可能性があります。物価上昇の局面なら致し方ないですが、
そういうタイミングでもない折の値上げなら、経営悪化の可能性がありますので、注意しましょう。

自動搬送式納骨堂契約の事前確認事項をざっとまとめてみましたので、参考にしてください。

・管理費の金額の妥当性と値上げの有無は?
・100年くらいの継続性について安心できるのか?
・納骨手数料の金額と、1回の納骨で複数の遺骨を納骨する場合の扱いは?
・回忌法要などの具体的な費用(お布施)と、経営主体寺院と違う宗派の回忌法要の費用は?
・没後戒名の具体的な費用感は?
・年中行事などへは不参加でもいいのか?
・その他継続費用があるのか?

(葬祭の窓口ライター)

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