地方自治体運営による取り組みは様々なサービスがあり、
私たち庶民のサポートをしてくれているのだけど、
お墓についてはどうでしょう?
みおなさんの自治体のホームページを見てみましょう。
地元の公営墓地について、いろんな視点から考察しましょう。
目次
公営墓地の申込に様々な制限がある
市区町村や都道府県などの地方自治体が管理する墓地は、
管理料がお手頃で安心感がありますが、誰もが気軽に申込できるわけではありません。
申込の地区での居住年数や、生前契約が不可など、購入を検討する前に、
ホームページ等で自分が有資格者かどうかの確認が必要となります。
公営墓地は応募期間が限定されている
自分が希望するお墓を決めても、応募期間はだいたい1年に1回といった感じが多いです。
お役所仕事なので仕方ないと言えばそれまでなのですが、
機会を逃すと1年待ちのというのは、あまりに前時代的なのですが、
これが役所の役所たる所以ですね。
人気の公営墓地は必ず抽選ではずれる?
自分がいいと思う墓地は、他にも多くの希望者がいるとういうのが世の常。
数回チャレンジしても落選が続き、待っていられなくなり、民営墓地に
シフトチェンジしたという例も数多あります。
公営墓地は今後新設されることがあまりないので、競争率は高くなるばかりです。
しかしながら、今後もっと便利な納骨堂などを視野にいれて「墓じまい」をする方が
増えることが予想されますので、競争率が少しは緩和されるかもしれませんね。
公営墓地は希望の区画を選べない
お墓の区画によって、個人的な感覚での良し悪しがありますが、
もちろん、区画の指定はできません。
せっかく当選しても、気に入らない区画なので放棄するケースもあるようです。
これはメリットになりますが、辞退者が相当数いるので、補欠で繰上当選も結構あります。
結局、誰かが墓じまいをした所が空くわけなのですが、たとえきれいに整地されていたとしても
あまりいい気持ちがしないという方もいます。
それを言い出したらきりがないので、そのあたりは墓地の宿命と考えましょう。
公営墓地はお墓の建立や法要、会食等の全ての手配がめんどう
「お葬式、法要などすべてをオールインワン」といった、民営墓地のような融通は利きません。
自治体がやってくれるのは基本的に場所の提供だけ。
いろいろ自由にできますが、これがなかなか面倒です。
まとめ
初期コストと継続コストが安いというメリットだけでお墓を選ぶのは賢明とは言えません。
立地条件や、家族との関係性、今後の展開までを考慮するかどうかが大きなポイントとなります。
公営墓地に当選したからといって安易に考えていた結果、数年後には墓じまいをして
便利な納骨堂にお墓の引越をしていたら元も子もありません。
多くの情報を入手することから始まり、将来のあり方をどう描くか?
お墓探しにもあなたの感性が試されるわけなのです。
(葬祭の窓口ライター)
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